コンサルティングコラム

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売り上げ減少の原因を突き止めるには

売上の減少の原因には、大きく分けて2種類の原因があります。
一つ目が、「新規のお客様を獲得できていない事」二つ目が「既存のお客様が離れていってしまっている事」この二つが大きな原因になっている事が多いのです。 それぞれについて考えていきましょう。

新規のお客様を獲得できない理由

1.広告や宣伝に力を入れ、たくさん広報活動しているから大丈夫

広告や宣伝を行うことだけが大切なことではありません。
ただ広告や宣伝をしているだけなら、戦略、戦術のない自己満足にしかなりません。
ここで大切なのは、お店の基本コンセプトに基づいた計画です。
お店の「立地条件」「ターゲット」を考え、戦略を徹底的に実施することが最も大切なことです。

例えば飲食店で、1000円のランチを300円OFFにするという企画があるとします。
そこで考えるのは、ランチの割引にどんな魅力を感じてくれるのか、どんな方がランチをするのか、OLや主婦、サラリーマン?など、誰に販売していくのか。
ターゲット層に適している広告になっているか、など様々な観点から検討しなければならないのです。
何度も何度も検討し売り込むことで、期待できる効果が現れていきます。

2.割引券を何度も配布しているから来客数は増える

割引券を配布するのは決して悪いことではありません。
しかし、割引券は有効な場所で配布することが大切です。

例えば、お店で既存客に配る、折込チラシとして配る、近くの様々なお店に置かせてもらうなど、お店のメニュー表やサービス券、クーポン券などを配布することで、 様々な人に興味を持ってもらい、集客を期待することができます。

既存のお客様が離れてしまう理由

飲食店の競争が激化している中、リピーターをいかに維持・発展させるかが、非常に重要な課題となっています。売り上げが落ちている店舗では、既存客が離れていってしまっているケースが少なくありません。既存客が来店しなくなる理由は、主に以下の原因が考えられます。

売り上げ減少の原因を突き止めるには

1.品質、サービスの劣化

食材の変化、スタッフの入れ替え、モチベーションの低下などにより、味やサービスが落ちてしまうことがあります。お客様は今まで通りの満足度を得られなくなり、他店に流れてしまいます。

2.競合店の出店

商圏内に競合店が出店すると、一時的・部分的に既存客が奪われてしまいます。もし、競合店の方が顧客満足度が高い場合、既存客は戻ってこなくなります。

3.お客様の都合

引っ越し、転勤、卒業、進学、結婚、病気など、お客様の個人的な理由でリピートすることができなくなるケースがあります。つまり、どんなに高い顧客満足度を維持していても、既存客は必ず少しずつ減っていきます。

近年の飲食業界を見ると、競合店の出店で既存客が離れてしまうケースが最も多いです。つまり、競合店との競争に勝てる商品、サービス、コストパフォーマンスを実現することが重要になってきます。また、既存客はどんな店でも必ず減っていくため、新規客を獲得し続けていくことが絶対に必要です。

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